『名探偵コナン』に登場するメインキャラクターの親族
工藤家（コナン／工藤新一の親族）
工藤優作（CV：田中秀幸）
工藤新一（コナン）の父親であり、工藤有希子の夫。
世界に名を響かせる推理小説家であり、代表作の『闇の男爵（ナイトバロン）』シリーズは世界的な大ヒット作品になっている。
新一をも上回る推理力を有し、優作自身も多くの事件を解決させている事からも国内外の警察関係者の知り合いも多く、毛利小五郎や目暮十三とも少なくとも10年以上も前からの付き合いとなっている。普段から鋭い観察眼を見せる一方で、大変無邪気で子供っぽい性格をしており自由奔放。原稿執筆を放棄して海外旅行に出かけたりとやりたい放題なキャラクター。
現在は妻である有希子と共にロサンゼルスから帰国し、家主として居候を認めた沖矢昴との縁もあって、FBI捜査官達と事実上、手を組む形で「黒の組織」との対決に本格的に乗り出す模様。
工藤有希子（CV：島本須美）
工藤新一（コナン）の母親であり、工藤優作の妻。偽名を使う際は「江戸川文代」を名乗る。
美人で演技力も変装能力も高く、かつては世界的に人気があった有名な大女優。37歳。旧姓：藤峰。
子煩悩な親バカで、新一を「新ちゃん」と呼んで甘えたり甘やかそうとしたりする。また夫優作についても「優ちゃん」などと呼び、新一を出産して16年経っているが今でも新婚ラブラブのおしどり夫婦であり、実際にいると結構しんどいキャラクターである。
年齢の割に非常に若々しく、世界的に愛された可愛い容姿は変わっていないが、その実「おばさん」呼ばわりされるのを嫌う傾向があり、「『きれい』と『おばさん』は並べちゃいけないのよ」と苦言を呈す。
モデルの峰不二子と同じく、高い変装技術に高度な運転技術を持つ。愛車は、ジャガー・Eタイプ。日本に来てまでレンタカーとしてアルファロメオ・アルファGTに乗るほどの相当な車好き。大型自動二輪の免許も持つ。毛利小五郎と妃英理とは帝丹高校時代の同級生。
赤井家（赤井秀一／世良真純の親族）
メアリー・世良（CV：田中敦子）
赤井秀一・羽田秀吉・世良真純の実母で、赤井務武の妻であり、宮野エレーナの実姉。
MI6に所属しイギリスで活動していたが、消息不明となった務武からの指示で来日。一時イギリスに戻っている時にロンドンのヴォクスホールブリッジでベルモットにAPTX4869を飲まされ幼少化してしまう。
健康的で40代前半で行った家族旅行でビキニの姿でプロポーションの良さを露出させるほどの女性だったが、、現在はAPTX4869の影響で中学生程の容姿となっており、また時折咳込む事からも、身体的に病弱化してしまっている模様。普段は冷静を装っているものの、根は激情家。
「黒の組織」に自身の生存を気付かれない様にするべく、様々なホテルを転々と移動し続けており、唯一現状把握している真純に全てを託し、自身は外出もしていない。慎重な行動を取っている反面、、解毒剤を入手して元の姿に戻ったら即座に娘と二人で「反撃」に出ようと考えており激情的な部分は治っていない。
領域外の妹（CV：田中敦子）
ホテルを転々とする世良真純の同居人。巻き毛とショートヘアが特徴的な中学生ぐらいの少女。声が大人。
髪と肌の色素が薄く、マスカラを目の下に付けた灰原哀と顔立ちが非常に似ている。真純との関係を訊ねられたら「領域外の妹」と答える様に指示していた事から、”領域外の妹”と知られるAPTX4869で幼少化したメアリー・世良。
羽田秀吉（CV：森川智之）
史上2人目の７冠を達成した将棋名人。赤井秀一と世良真純の兄弟であり、「天才棋士」と呼ばれた羽田浩司は義理の兄。
名前の字面から「太閤名人」と呼ばれる有名人。”秀吉”の読みは”シュウキチ”。
真純からは兄妹の中で一番頭が切れると評され、赤城秀一からも世界一のブレーンと評される。本人も「記憶力は世界一かも」と自称するほどに地頭が良く、犯人の行動を詰将棋の如く正確に先読みして追い詰めるなどの離れ業も見せる。
恋人である交通課の婦警である宮本由美にベタベタで「由美タン」「チュウ吉」と呼び合う。由美にも「顔はイケメン」と評されるが、身なりに関心がなく平時は寝癖に無精髭、丸メガネにジャージというむさ苦しい風貌をしており、性格は子供のままである。
赤井務武（CV：？？？）
赤井秀一と羽田秀吉と世良真純の父親。メアリー・世良の夫。
17年前、アメリカでおきた羽田浩司とアマンダ・ヒューズが殺害された事件の調査を依頼されて単身で渡米。その事件に関与した敵に危険を感じて家族を日本へ送り届けるも、自身は消息不明に。
遺体が発見されていない事から赤井秀一は生存していると考えており、またメアリーが幼児化した経緯に関係している模様。彼自身はFBI捜査官ではない。
毛利家（毛利小五郎／蘭の親族）
妃英理（CV：高島雅羅）
毛利蘭の母親で、毛利小五郎の別居中の妻。“法曹界の女王”と呼ばれると呼ばれる敏腕弁護士。
帝丹高校に在籍中、学園祭のミスコンで世界的な大女優になる工藤有希子と対決し同票になる程の美貌の持主でありながら、探偵顔負けの推理力。高校時代には東大入試問題を満点でクリアする程の頭脳を持ち合わせる才色兼備。
唯一の欠点は料理であり、小五郎が「特徴的な味」「一風変わった味」などの曖昧な表現をする程に下手。
英理の愛猫「ゴロ」の名前は、いつもゴロゴロしているから名付けたと言っているが、本当は夫・小五郎にちなんだ名前の模様。
服部家（服部平次の親族）
服部静華（CV：勝生真沙子）
服部平蔵の妻で、服部平次の母親。旧姓･池波。
平次や平蔵とは異なり色白美人であり和装を好む。見た目に反して剣道は中学時代に大会で準優勝したほどの腕前（その大会で優勝したのは『YAIBA』に登場する鉄刃の母親・椿美智子）であり、百人一首においても相当な実力者である。
宮野家（灰原哀の親族）
宮野明美（CV：玉川紗己子）
宮野志保（シェリー、灰原哀）の姉であり、黒ずくめの組織の構成員。
日本人の父親・宮野厚司、日系イギリス人の母親・宮野エレーナを持つイギリス人のクォーター。享年25歳。
コードネームは与えられず、広田雅美の偽名を使う。赤井秀一の恋人だった時期もあり、赤井秀一は明美を愛していたらしいが「平静を装って陰で泣いていたバカな女」と辛辣に評している。
姉妹で組織を抜けるため、10億円強奪計画を実行。10億円強盗は成功するが、10億円のありかを教えなかったため裏切者として、ジンに撃たれ絶命した。
宮野厚司（CV：中村悠一）
黒ずくめの組織の一員で、宮野明美。宮野志保の父親。
元は夫婦で個人病院「宮野医院」を開業していたが、科学者としてはマッドサイエンティストと呼ばれ学会を追放された男で、阿笠とも面識があった。研究所の火事でエレーナと共に焼死。享年36歳。
宮野エレーナ（CV：鈴木弘子→林原めぐみ）
宮野明美と灰原哀（宮野志保）の母親で、宮野厚司の妻。日本人とイギリス人のハーフである日系イギリス人。志保が生まれてまもなく夫と共に研究所の火事に巻き込まれて死亡。享年30歳。旧姓は世良でありメアリー世良は姉。
黒の組織の科学者で、組織の間では「ヘル・エンジェル（地獄に堕ちた天使）」と呼ばれていた※コードネームではない。夫やラボの仲間と共に「シルバー・ブレット（銀の弾丸）」と命名した薬を開発しており、この開発を受け継いで誕生した薬が「APTX4869」。
非常に無口で陰気。組織や阿笠博士からは「何を考えているかわからない」と称されていたが、薬を完成させるために明美と志保との「別れ」を悟って志保の20歳までの誕生日を祝うカセットテープを明美に託しており、その行為から江戸川コナンには「本物のエンジェル」と称されている。
組織に加入する前は医科大学で出会い結婚した夫の厚司と共に個人医院「宮野医院」を開業しており、その際に同じハーフである降谷零(安室透)と出会い、彼の事を気に掛けると共に彼からも「先生」と慕われていた。後に彼女が行方不明になった事が降谷が警察を目指す理由になっている。
鈴木家（鈴木園子の親族）
鈴木次郎吉（CV：永井一郎→富田耕生）
鈴木財閥の相談役で、鈴木史郎の兄。72歳。園子からは「叔父様」と呼ばれている。
会社を史郎に任せてからは世界を放浪し、ゴルフのヨーロッパオープン、ヨットのUSAカップ、世界ハンバーガー早食い選手権やサバンナラリーなどで優勝。その他にも最年長エベレスト登頂やフリーダイビング新記録に人力飛行機世界一周などコナン曰く「金持ちの道楽」に余念が無い。
人力飛行機世界一周を成し遂げたのと同時期に怪盗キッドの事件が発生し、キッドの事件に新聞の一面及び二面を取られてしまったため、キッドに恨みを持っている。キッドに勝負を挑むために高価な宝石を購入するなど、自身の見栄の為には金銭を惜しまない。
結局キッドに宝石は盗まれる事になるが、江戸川コナンの活躍によって無事取り戻せたものの、今度はコナンの記事が新聞の一面を飾った。その後も幾度かキッドに勝負を挑むも、いずれもコナンが解決している。いつも手柄を横取りされてしまうが、実のところコナンの実力は認めているようである。
鈴木史郎（CV：松岡文雄）
鈴木朋子の夫で、鈴木園子の父親。鈴木財閥の現会長。鈴木次郎吉は年の離れた兄。
園子からは「パパ」と呼ばれお金持ちらしい恰幅の良く、人の良さそうな人物であるが、怪盗キッドから予告状が届いた際には、怒りに任せて破り捨てたりと過激な一面もある。趣味で日本画。
鈴木朋子（CV：一柳みる）
鈴木財閥の鈴木史郎会長の妻であり、鈴木園子の母親。目の下にホクロがある美人で年齢を感じさせない。
夫とは逆に、怪盗キッドを挑発する余興を催すなど大胆不敵な性格をしている。娘の園子にも、鈴木財閥を継がせるにふさわしい人物を婿にしようと考えていた為、その子の彼氏である京極真に関しては当初こそ反対していたが、キッドとの対決で宝石を守ってからは彼を認めたようである。若干性格に難がある。
鈴木綾子（CV：元井須美子→鈴鹿千春）
鈴木史郎/朋子夫妻の実子であり、園子の姉。24歳。
大学時代は映研に所属しておりメイク・衣装を担当していた。現在は大学院生となり秋には富沢財閥会長の三男で画家の富沢雄三と結婚する予定である。園子からは「姉貴」と呼ばれている。※相関図ではスペースの影響で割愛
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