SFパニック映画レビュー

『ザ・コア(The Core)』2003年<あらすじ>と考察・ネタバレ

Thecore SF
出典:imdb.com
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2003年公開の映画『ザ・コア(The Core)』の作品紹介と簡単なあらすじ。感想とネタバレを含んだ考察を公開しています。

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作品紹介

オスカーを2度受賞したヒラリー・スワンクに加え、アーロン・エッカート、スタンリー・トゥッチなどが出演するSFパニック映画。

あらすじ

普段と変わらない日常を送っていたが、ある日ボストンでペースメーカーを身に付けていた32名の人々が一斉に突然の死を遂げる。さらに翌日には英ロンドンのトラファルガー広場で鳩の大群が突然方向感覚を失って暴れ始め街を破壊し人々は混乱する。
この混乱はこれで終わらなかった。更にその2日後、スペースシャトル・エンデバーが地球へ帰還途中、突如として制御不能に陥ってしまうのだった。
一連の不可解な異常事態の招待は何なのか?

シカゴ大学の地球物理学者ジョシュ(アーロン・エッカート)は、”鳩の大群が突然方向感覚を失った事を”きっかけとして、一連の不可解な異常現象に電磁波が影響していると理解し、その原因として、地球の奥深く地下1800マイルの“コアと呼ばれる部分の流れ/回転が停止していることを突き止める。

地球の中心にあるコアは回転する事で、磁場を生成し地球を宇宙放射線や太陽風を防いでいるのだが、コアが停止したことで”磁場が失われる事により計算上1年以内に地球は滅亡する”という事態が発覚。そんな危機的状況に科学者たちが立ち上がり、コアの循環を刺激するために、地球内部に向けて出発のだが
…。

果たして人類は滅亡へのシナリオを変換する事は出来るのか?
全人類60億人の命を背負い人類初のテラノーツ(地中潜行士)たちのミッションが始まる…。

感想

ストーリーはよくある宇宙からの危機(アルマゲドン)の地下バージョンといっても問題なく、そこに”パニック映画”の要素が加わったような作品。

良くも悪くも、期待通り。
話の展開に驚くこともガッカリする事もない。凡作。

パニック要素についても、バシバシ登場人物が「死ぬ直前」に”死亡フラグ”を立てまくるので…。やはり、このテンプレートは出きった感があるなという感想。

従来と違い、地中に潜っていくという展開は良いのだが、如何せん地中なので”絵”がつらい。

こう書いていくとネガティブな部分が目立ちますが、想像を超えてこないだけでエンターテイメント
としては普通に面白いのは面白い。のかな…。

レビュー的なSomething(ネタバレ)

①地球物理学者ジョシュ(主人公)が専門分野以外が専門

地球物理学者ジョシュはシカゴ大学の教授という設定なのですが…
肝心の専攻している分野では
 ・内核の密度は想定していない(仲間1人死亡)
 ・大事な部分で計算を間違う(仲間1人死亡)
とグズグズ…。
しかし専門外の分野では
 ・核弾頭を改造しなくちゃ→マニュアル読んで改造に成功
 ・主電力が無くなった→熱エネルギーを利用しよう!改造するぜ(無事再起動)
等々。序盤の聡明さは地中に潜った瞬間に消え去ってしまいました。
エンディングでは戻ったら”ピザ食べて、シャワー浴びて、大学に戻る”って言ってましたが多分あなたの天職はそこじゃない。

まぁ映画なので致し方ないんですが、こういうイベントを発生させる為に専門分野で無能になるのはねぇ。

②死亡フラグ!!!

これが曲者で、この映画は基本「死亡フラグ」を回避しません。
というより死ぬ前は確実に立てます。
しかも、立てた後は10分以内に死にます。「この人死んじゃうの??」みたいなドッキリとか「そっち!?」みたいな要素はありません…。
・主人公のバイタル表示がおかしい時「ちょっと見に行ってくる」(無事死亡)
・たわいもない会話で「今日娘が誕生日なんだ」(無事死亡)
・誰が行くかを決めるときに「これは俺の船だ」(無事死亡)
3つ目は微妙に違うんですが、概ねこんな感じ。

③耐熱耐圧スーツ

2500度まで耐えれる優れもの。宇宙でいう宇宙服の地中版。
終盤、5000度の中をこの耐熱耐圧スーツで進むシーンがあるのですが、頭に付いてるライトがダメになった以外は、結構な時間耐えれるというトンでもスーツ。
多分、頑張ればあの人は死なずに済んだ…。
実際、結構な時間耐えられなければそこで話が終わっちゃうのでご愛敬ですが。

④地上に残されたハッカー

メンバーの中で地上でサポートをする、ハッカーのラット(DJクオールズ)。
今まで見た映画のハッカーの中で、個人的にハッカーのイメージに一番しっくりくる人選でした。まぁそれだけですが…。

結局この作品で最後まで良心的な存在。
最後のカットも彼で終わるし。

⑤デスティニー(兵器)

序盤から匂わされてましたが…。人工的に地震を発生させることが出来るエグイ兵器。
西海岸の電力が無くなった事で、起動できるかどうか分からなくなるくらいの消費電力が必要。ヤシマ作戦×グラグラの実。
結局、内核の回転が止まったのはこの兵器の実験が原因だったのですが、実験どうやってやったんだろうか、ほぼアメリカ全土を停電にしないといけないのに…。

総評

・ストーリーは「アルマゲドン」とかのテンプレート。
・地下に潜って人類を助ける。という展開は斬新。
・とは言え、ストーリーはやはり良くも悪くも期待通り。
・エンターテインメントとしては〇。
・深く考えずに楽しめる方は、見ても楽しめるんじゃないかと。

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