『BLEACH』主要キャラクター
黒崎 一護(CV:森田成一)
『BLEACH』の主人公。初登場時は身長174cm/体重61kg。血液型はO型で7月15日生まれの蟹座。
空座第一高校に在籍する少年で本作開始時は高校一年生だったが、『死神代行消失篇』では高校三年生。元々は幽霊が見える&触れる&喋れるという超霊媒体質のある”あくまでも”喧嘩の強い普通の人間。
死神の朽木ルキアから死神の力を与えられて以降は高校生兼死神代行となり、現世だけでは無く、尸魂界や虚圏。世界を構成する各次元を巻き込んだ戦いに身を委ねる事になる。
髪の色は地毛でオレンジ。瞳の色はブラウンと見た目のせいで不良扱いされているが、良好な成績をキープしキャラクターとしての個性も合わせ教師の受けは良い方。
同級生の有沢たつきとは幼馴染で同じ空手の道場に通っており、初動はヒロインかと思われたが徐々にフェードアウトし、ヒロインは井上織姫に変わっていく。井上織姫、石田雨竜、浅野景吾、小島水色とは高校からの付き合いではあるが非常に仲が良く、茶渡泰虎は中学の頃からの親友でありお互いに信頼を置いている。
性格としては、それこそ見た目に反し、義理堅く仲間想いで優しい性格をしており、その性格上、自ら戦いを吹っ掛ける事は少なく、『仲間を助けるため』『困っている人を救うため』に戦う事が多い。
その様な性格から、破面のドルドーニから聖女のようだと揶揄され、他多数のキャラクターから「甘さを捨てろ」と言われるほど。
通常の人間にしては非常に強い霊力を持っており、主人公だけあって非常に高い戦闘能力のポテンシャルを有し、最終的には作中での最強格まで成長を遂げる。『BLEACH』におけるラスボス:ユーハバッハからも「未知数の潜在能力」を懸念され特記戦力の1角に挙げられる程。とはいえ各章ごとのライバル格には初戦で負ける事も多く戦績としては、29勝9敗と敗戦率が約25%と意外と高い。
修行を行う事で戦闘力が向上していく『Theジャンプの主人公』をしている反面、死神だった過去を持つ父 一心。純血統の滅却師である真咲を母に持ち、産まれの経緯から”そもそも”の血統によるポテンシャルについても作中随一だったりする。
※妹2人も同様の血筋ではあるが、能力は余り継承されず遊子に至っては霊視さえも難しいレベル。
朽木 ルキア(CV:折笠富美子)
護廷十三隊 十三番隊所属の空座町を管轄していた死神であり、小柄で古風な言葉遣いをする美少女。想定150歳前後。
黒崎一護と出会い死神の力を与えるも、その結果自身の死神の能力をほとんど失う。
死神の能力を失ってからは義骸(人間に成りすますために用いる仮の肉体)に入り、能力回復するまでのつもりで一護に死神代行を任せ、その活動をサポートし、現世で一護の学校に潜入して高校生活を送る。
しかし、上記の黒崎一護への死神の能力譲渡という行為により、尸魂界に連れ戻され重罪人として処刑を言い渡される事になる。この事態の裏には藍染惣右介の謀略があった事が分かり一護や恋次などに助け出され解放されるが、事件解決後には自らの意志で尸魂界に残ることを決意する。
尸魂界に残った後も、尸魂界や一護のピンチには共に戦い”死神代行消失篇”では十三番隊副隊長に。「千年血戦篇」では卍解を習得しており、十三番隊副隊長の席次に昇進。最終的は十三番隊隊長へと昇り詰めている。剣術の才はあまり高く無いが、鬼道は得意で真央霊術院(死神を養成するための学校)でも好成績を残し一般隊員のときから席官クラスの実力を秘めていた。
朽木白哉とは苗字は同じだが血縁関係は無く、養子であり義兄妹。当初は兄妹関係は良好とは言えず白哉から冷遇をされていたが、養子の件が姉(緋真)の願いであったことを白哉から打ち明けられ、以後は互いに歩み寄り関係性は良好になっている。
基本的に冷静で生真面目な性格であり兄の白哉の前ではお淑やか(しおらしい)態度を取るが、一護や恋次の前ではやや粗暴な一面も見せる。可愛いモノに目が無く特にソウルキャンディーのチャッピーが好き。説明事がある度に、必ずイラストを描いて説明をするも絵は下手で発生している事象とファンシーなイラストにはいつでもギャップが生じる。
井上 織姫(CV:松岡由貴)
黒崎 一護のクラスメイトであり、『BLEACH』のメインヒロイン。手芸部員。
スタイル/容姿共に端麗な美少女であり、クラスメイトの本匠千鶴からセクハラされたり、ナンパされる事も多い。味音痴で天然ボケの笑い上戸であり能天気な性格だが、実は成績優秀者で文武両道の優等生である。
兄の昊(そら)曰く「母親は淫売、父親は悪魔、子供が泣けば泣き止むまで暴力を振るう人間」という両親は3歳の頃に消息不明となっており、更には交通事故で唯一の親族である兄を亡くしていた過去を持っているが、先の性格もあり周囲にはそれを気取らせない。
一護に好意を抱いており、それもあって成仏できない兄の昊(そら)の魂が虚(ホロウ)となる。虚となった兄に襲われ魂魄状態となった事により自身の能力が発現していく。一護への恋心は破面編の頃にはたとえ転生しても好きになる程の想いとなっており、最終話では一護と結婚し、息子である一勇(かずい)をもうけている。
兄の形見である6枚の花弁をもつ花の形のヘアピンを着けており、このピンを触媒とした完現術と思われる能力:盾舜六花の使い手。攻撃や防御、回復などのサポートをするだけではなく“事象を拒絶し無かった事にする”という藍染曰く「神の領域を犯す能力」の持ち主。
石田 雨竜(CV:杉山紀彰)
対虚退魔眷属「滅却師」(クインシー)の最後の生き残りであり、一護のクラスメイトで生徒会長 兼 手芸部部長。
虚の魂を尸魂界へ送り魂の総量/バランスを取る死神とは異なり、人間を襲う虚を消滅させるという虚への対処方法の違いから過去対立し、200年前に死神の手により滅ぼされた「滅却師」の生き残りであり当初は死神である一護と対立をしていたが、後に共闘関係となり文句を言いながらも信頼関係を持つ間柄となる。
実のところ、一護の母親である黒崎 真咲と石田 雨竜の父である竜弦が従兄弟のため、一護との関係ははとこの関係。最終章の”千年血戦篇”では明かされているものの関係性には変わりがなかった。
冷静沈着で中間考査、期末考査は連続で学年トップに立つほど頭脳明晰。「滅却師」である事から弓を使い遠隔攻撃を得意とし、肉弾戦がメインの作中においては珍しく頭脳戦が主戦場。初登場時から戦闘力は高く十二番隊隊長である涅 マユリを戦闘不能に追い込んでいる。その後「滅却師」としての力を失うが『破面篇』で力を取り戻し、その後登場する「滅却師」の中でもトップクラスの実力を誇る。
茶渡 泰虎(CV:安元洋貴)
一護のクラスメイトで中学からの親友。メキシコのクォーターであり渾名は「チャド」。
大柄で無口。非常に仲間想いで優しい性格をしており、成績も非常に優秀。
異常なほどに身体が丈夫で鉄骨を背中で受け止め、オートバイと正面衝突しても耐えられる耐久力を持つ。その体格から喧嘩の腕っぷしも強い。過去に不良に絡まれているところを一護に助けられてから、一護と「互いのために拳を振るう」ことを約束し、一護のピンチには理由を問わず駆けつけ命を懸ける。
当初、霊感は無く感じる事も無かった(霊感は無いが虚を殴りつけたりと霊力自体はあった)が、死神化した一護と共に過ごす内に能力が開花。夜一の修行などを経て最終章の『千年血戦篇』まで一護と共に戦い抜く。
『BLEACH』現世在住のキャラクター
『千年血戦篇』では現世(空座町)のキャラクターの登場シーンは少なく、主に登場するのは黒崎家の面々と、過去の石田家の面々。
ボリュームこそ少ないが、黒崎一護/石田雨竜の根幹を担っている重要なキャラクター達が多い。
『BLEACH』現世キャラクター:黒崎家
黒崎 一心 / 志波 一心(CV:森川智之)
黒崎家の大黒柱で一護/夏梨/遊子の父親。診療所「クロサキ医院」を営む町医者であり”元”死神。
マイペースで楽天的な性格をしており、子供たち(特に夏梨/遊子)を溺愛している。亡き妻黒崎真咲の巨大なポスタースタイルの遺影を壁に貼るほどの愛妻家だったりと年中ハイテンションでコメディ・リリーフなキャラクターだが”ここぞ”という時には”元”死神の真剣な面を見せる。
当初は霊感はまるで無い様な素振りを見せていたが先にも書いた通りも”元”死神であり、日番谷冬獅郎の前の十番隊隊長であり本来の霊力は極めて高く、破面化したグランドフィッシャーを瞬殺したり、始解せずに藍染と渡り合ったりするなど他隊長格と比較しても強い部類に入る。
十番隊隊長当時、藍染らが生み出した改造虚・ホワイトとの交戦で窮地に陥ったところに後に妻となる真咲に助けてもらうも、負傷した彼女を救うため霊力を放棄し人として過ごす事となった。元々は大貴族・志波家の分家の出身で旧名は志波 一心。
黒崎 真咲(CV:大原さやか)
一護/夏梨/遊子の母親で一心の妻。故人であり元”滅却師”。
幼い一護をかばい、虚・グランドフィッシャーに殺害されたと思われていたが、実際の死因が最終章の『千年血戦篇』で発覚する。遺影には「Masaki Forever」と書かれており、一心曰く「全てを引きつけ、全てを許し、全てを照らす太陽のような存在」。
実は純血統の滅却師であり天涯孤独の身であったため、同じく純血統の家系である石田家に居候しており高校生当時は雨龍の父:竜弦とは婚約関係だった。純血統の滅却師だけあって実力は非常に高く、特に静血装の力は桁外れだった。
純血統の滅却師でありながら、滅却師のしきたりを無視し一心とホワイトとの戦闘に割って入り、一心を助け自身の身体を囮に撃破するが、この戦闘で受けた傷により虚化を発症。一心の行動により事なきを得るが、虚が混じり”純血統の滅却師”という肩書を失う。
”純血統の滅却師”では無くなった後は石田家を追放され大学に進学。自分を救うために死神の力を失った一心と結ばる事になる。その後、ユーハバッハの「聖別」が行われた際に虚が混ざっていたことで「不浄」と見なされ滅却師の力をすべて失い、結果的にグランドフィッシャーに殺害される。命日は6月17日。
黒崎 夏梨(CV:大原さやか)
一護の妹であり、初登場時は小学5年生。同じく一護の妹である遊子の双子の妹。
男勝りな性格をしており、一護のことは「一兄(いちにい)」と呼び、父を「ヒゲ」と呼ぶ。初めてあったチャドを「おっさん」呼ばわりするなど非常に気が強い。
一護と同じく霊感が強く、死神・虚もはっきり見えているが、幽霊の存在を信じていなかった。ドン観音寺を通じ兄が死神化していることやルキアの正体を知り、ドン観音寺の呼びかけに応じ結成された「空座防衛隊」の一員として一護が不在の場合に限り空座町に現れる虚をジン太と雨そしてドン・観音寺やコンと共に撃退してる。またお互いに気が強い似たもの同士のジン太とは、よく衝突しお互いに引かないため「空座防衛隊」では2人ともレッド。
黒崎 遊子(CV:瀬那歩美)
一護の妹であり、初登場時は小学5年生。同じく一護の妹である夏梨の双子の姉。
夏梨とは正反対の性格をしており優しい性格で泣き虫。また霊感も弱く霊をぼんやりと視認できる程度。今は亡き、黒崎真咲の代わりに黒崎家の家事を一手に担い、黒崎家のルール(ユズ法典と呼ばれている)も彼女が全て作成している。ドン観音寺のファン。
コン(CV:真殿光昭)
尸魂界で尖兵計画(スピアヘッド)の一環として作られた、対虚用の戦闘用改造魂魄戦闘用改造魂魄(モッド・ソウル)。
名前は一護により改造魂魄から取って付けられた。改造魂魄の強化能力として脚力が著しく強く、100m走は3秒8、垂直とびは13m56cmと以上な脚力を持ち特にジャンプ力に長けている。普段は、ライオンの人形に入れられており人形姿で活動するが、遊子にフリルを付けられたり、石田の手によって後頭部に滅却師マークが入れられたり。マユリに筋骨隆々に肥大化されたりとバリエーションが豊か。横から見ると薄く(6cm)、女好きで巨乳好き。
『BLEACH』現世キャラクター:浦原商店
浦原 喜助(CV:三木眞一郎)
表向きは「浦原商店」という駄菓子屋の店主であり、裏の顔は握菱鉄裁、紬屋雨、花刈ジン太を率いて死神への援助を行う闇商人。本当の所は護廷十三隊の十二番隊元隊長であり、技術開発局の創設者にして初代局長。自称「ちょっと影あるハンサムエロ店主」。
基本、下駄と甚平、帽子姿であり目が見える事が少ない胡散臭い人物であり、飄々とした性格もあって掴みどころのない人物。日常的には能天気でお人好しな態度を装っているが先のキャリアの通り能力は高く、強敵を相手にしても実力をできる限り秘匿して戦い勝利する程。
戦闘能力もさることながら、彼の能力の真骨頂は類まれなる頭脳にありオリジナルの術式や、技術を多用し藍染に「自身の頭脳を超える唯一の存在」と謂わしめ、ユーハバッハからは特記戦力の一つ「手段」として数え上げらている。当たり前だが鬼道についても詠唱破棄を含め高レベルで使用する。
元々は藍染が行った非道な研究や、研究に付随する罪に対する濡れ衣を着せられ、後に紹介する仮面の軍勢と握菱鉄裁とともに尸魂界から現世に逃亡してきていたが、濡れ衣が晴れてからも正式に尸魂界側からの許可を得て現世にて活動を行っている。
四楓院 夜一(CV: 雪野五月/人間の姿・斎藤志郎/猫の姿)
浦原商店に居候している人語を理解する黒猫。だが、その正体は護廷十三隊の元二番隊隊長および隠密機動元総司令官。
作品初登場時から長い間、黒猫姿で登場していたが『尸魂界篇』で人の姿になり『破面篇』以降は黒猫姿は封印された。本人としては少ない食料で生きられ、多く食べられて服を着ないで自由にいられるという理由で猫の姿を気に入っており『破面篇』以降でも黒猫姿に擬態する事は可能な様子。
自由奔放な性格や見た目に反して年長者であり、敬語を使用するのは総隊長に対してのみであり、一人称は”ワシ”。
上記に書いた通り、元二番隊隊長および隠密機動元総司令官であり戦闘能力は高く、徒手格闘術である「白打」や移動術「歩法」を得意としている。特に高速移動術である「瞬歩」の達人であり「瞬神・夜一」の異名を持つ。また高濃度に圧縮した鬼道を両肩と背に纏い、それを炸裂させる事で鬼道を己の手足に叩き込んで戦う瞬閧(しゅんこう)を使用する事で斬魄刀を使わずとも他隊長格以上の戦闘能力を発揮する。
隊長格への昇進条件である『卍解』についても取得しているが、斬魄刀で戦うよりも徒手の方が強いという理由から作中では斬魄刀の使用は行っていない。
四大貴族の一角・「天賜兵装番」四楓院家の22代目の当主であり、藍染の陰謀によって追放されそうになった浦原一行に対しての逃走幇助の罪により、その権限を失っており現在の当主は弟である四楓院 夕四郎。
『BLEACH』現世キャラクター:石田家
石田 竜弦(CV:成田剣)
空座総合病院の院長にして、滅却師十字(クインシークロス)を持つ滅却師であり、最後の純血統滅却師。
過去の事件を切っ掛けとして滅却師としての活動は行っておらず、息子の雨竜にも「金にならない」と活動自体を否定しているものの、大虚級の虚ですら苦もなく倒せる実力者。
滅却師は父・宗弦の代で終わりと断言し、雨竜にも「才能がないから」と滅却師を辞めるよう進言していた事もあり、滅却師を目指す雨竜とは仲たがいしているものの気には掛けている模様で、雨竜に対し「二度と死神と関わらない」条件のもとで、滅却師の力を取り戻す特訓を行ったり、ユーハバッハを倒すための切り札「静止の銀」の鏃を雨竜に託す等、雨竜の活躍を後押しし貢献した。
小説版では直接は登場しなかったが、決戦後に雨竜とも和解しており、彼の医大の学費を払っている事が描写されている。
片桐 叶絵(CV:能登麻美子)
混血統滅却師の女性で、雨竜の母親であり竜弦の妻。
作中登場時には故人であり、回想にて登場する。幼少の頃から石田家の使用人として竜弦に仕え、不器用なりの彼の優しさを知り、生涯をかけて彼に尽くすことを自らの務めとしていた。
後に真咲と別れた竜弦に対し、務めを超えて結婚する。
始めこそ使用人と主人の様な関係ではあるが、竜弦の仕事机には、彼女の写真が置かれている等、関係は良好であった模様。
千年血戦篇から9年前の6月17日、ユーハバッハの「聖別」により滅却師の力を失って倒れ、もともと体が弱かった事もあり、3か月後に亡くなった。
石田 依澄(CV:五十嵐麗)
石田竜弦の母親にして、雨竜の祖母。
滅却師ではない一般人であるが、純血統滅却師の存続を何よりも大事にしており、非常にヒステリックで気性が激しい女性。
竜弦の婚約者であった真咲を、その自由奔放さや、純血である事の自覚の低さから内心毛嫌いしており、息子との婚約関係を破棄させたいと思っていた。
結婚生活や夫婦関係は描写されていないが、もちろん旦那は雨竜の回想で登場する優しい石田 宗弦であり不仲だった模様。
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