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映画の制作費ランキング。最も使った映画監督は?

総制作費_キャッチ Movies column
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1970年以降の作品を計1805本。監督数186人分をまとめた結果から”今現在”までに監督した作品でどれくらい“お金”を使ったか?をランキング化。やはり、世界の一線級の映画監督は制作費の額も桁違い…
果たして一番使ったのは誰か?ランキングの結果は??
映画監督別の生涯興行収入ランキングはコチラ。

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ちなみに、監督1人当たりの映画制作費の平均値は??

1人当たりの監督作品本数
9.7本

1本当たりの制作費(概算)
$55,553,904

監督1人当たり制作費平均
$538,872,869

集計した前監督の監督作品数平均に、1本当たりの平均興行収入を掛けて平均値を算出。
1本当たりの平均制作費$55,553,904(日本円で約58億円)というのも凄いんですが…。

結果は、$538,872,869(小数点以下 四捨五入)。$1を日本円レート:106円で計算すると
¥57,120,524,114!!
570億程度と庶民が目にすることのない桁数の金額感ですが…。これぐらいの金額が平均になります。
この数字を頭の片隅に置きながら見て貰えると、どれだけ凄いかが解るハズです!!

それでは…。ランキングに進んでいきましょう。


<集計方法>
・n=1970年~2020年放映作品:計1805本(監督数186人分)
・制作費:2020年9月30日時点で公表されている概算値(公表されていない映画作品は除く)
・IMDb Score:“Internet Movie Database”の2020年9月30日時点でのレビュー点数
・IMDb平均Score:加重平均にて算出(各作品のScore×各作品のレビュー数/監督作品の総レビュー数)

総製作費 第1位:スティーブン・スピルバーグ

興行収入だけではなく、制作費も第1位!

制作本数もさることながら、制作している映画ジャンルがほぼSFとやはり制作費がかさむ傾向にあるスティーブン・スピルバーグ。とはいえ1本当たりの平均制作費は”$60,484,375とそこまで莫大ということは無い。
ハリウッドを代表する映画監督で、ヒットメーカーにはやはり”お金”が集まってきます。

ちなみに興行収入/制作費で収益率を出すと、収益率は”529.52%”!!
素晴らしい投資先では?

出典:fashion-headline

本名:スティーヴン・スピルバーグ
   (Steven Spielberg

生年月日: 1946年12月18日 (年齢 73歳)


受賞歴
アカデミー賞:3回
 ・アカデミー監督賞:2回
  (ノミネート:7回)
 ・アービング・G・タルバーグ賞:1回


【総製作費】$1,935,500,000
【総制作本数】32本
【IMDb平均Score】7.8

スピルバーグ作品:制作費TOP3

第1位:インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(放映年:2008年)
やはりアドベンチャー映画も制作費は高め。近年になればなるほど制作費も上昇傾向です。
制作費:$185,000,000
IMDb Score:6.1

第2位:レディ・プレイヤー1(放映年:2018年)
SFアドベンチャーという、スティーブン・スピルバーグの為の映画。やはり近年は制作費が高い…。
この作品自体は公開初日の興行収入は1,210万ドル、初週で4,176万ドルを稼ぎ出し彼の作品では初週記録としては最高を記録した。

制作費:$175,000,000
IMDb Score:7.3

第3位:BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント(放映年:2008年)
放映タイミングが『ファインディング・ドリー』や『ターザン:REBORN』と被った事もあり、興行収入が伸び悩んだ作品。収益率では130%超なんですがマーケティング費用とかを足すとざっくり1億ドル程度の損失を出したそうです…時間があったら観てあげて!!
制作費:$140,000,000
IMDb Score:6.4

総製作費第2位:リドリー・スコット

壮大なスケールで描く『グラディエーター』やSFスリラーの金字塔『エイリアン』などで知られるリドリー・スコット。
やはり制作費も使ってます!ちなみに弟も、長女も長男も次男も映画監督。映画大好き一家。

出典:アフロ

【総製作費】$1,694,500,000
【総制作本数】25本
【IMDb平均Score】7.6

リドリー・スコット作品:制作費TOP3

(2010)

1位:ロビン・フッド
リドリー・スコット×ラッセル・クロウという『グアディエーター』以来のタッグで描く英雄譚。
予想より弓は打たないが、大迫力な映像美。

制作費:$200,000,000
IIMDb Score:6.6

(2015)

2位:エクソダス:神と王
CG/VFXが大活躍。セットも実物大で作成し何とも豪華な映画。制作費がお高いのも納得。
流石の映像美だが、興行的には今一つなのが残念。

興行収入:$140,000,000
IMDb Score:6.0

(2005)

3位:キングダム・オブ・ヘブン
こちらも中世ヨーロッパの動乱を描くスペクタクル映画。やはり制作費はお高めだが、興行的には振るわず。こういった設定の映画は少し厳しめ…
興行収入:$130,000,000
IMDb Score:7.2

総製作費第3位:マイケル・ベイ

総興行収入第4位のマイケル・ベイが、制作費第3位にランクイン。稼ぐ男にはお金がやはり集まります。『トランスフォーマー』シリーズなどのSF映画はやはり制作費が高い
とはいえ収益率382.9%と高い。

出典:Getty

【総興行収入】$1,682,000,000
【総制作本数】13本
【IMDb平均Score】6.5

マイケル・ベイ作品:制作費TOP3

(2017

1位:トランスフォーマー/最後の騎士王
『トランスフォーマシリーズ』の5作品目で最終章。全世界では収益率が278%超だが北米のみだとシリーズ初、興行収入が制作費を下回った作品。
興行収入:$217,000,000
IIMDb Score:5.2

(2014)

2位:トランスフォーマー/ロストエイジ
『トランスフォーマシリーズ』の4作品目製作総指揮のスティーヴン・スピルバーグの要望を受けて監督を続投。興行的には大成功した作品。
興行収入:$210,000,000
IIMDb Score:5.6

(2009

3位:トランスフォーマー/リベンジ
『トランスフォーマーシリーズ』の2作品目。
この流れでお判りだと思いますが、彼の作品の制作費TOP5は全て『トランスフォーマー』

興行収入:$200,000,000
IIMDb Score:6.0

総製作費第4位:ロン・ハワード

『ダヴィンチコード』シリーズに代表される、ミステリ映画が多い反面、『ハン・ソロ』の様なSFアクションも撮れる振れ幅が広い映画監督。『ビューティフル・マインド』ではアカデミー賞も”監督賞”ふくむ2部門で受賞してます。

出典:Getty

【総興行収入】$1,612,102,000
【総制作本数】26本
【IMDb平均Score】7.3

ロン・ハワード作品:制作費BEST1

(2018

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
流石『スターウォーズ』のスピンオフ作品。
彼の他の作品と比べても圧倒的に高い制作費。ちなみに2位は『天使と悪魔』の$150,000,000。
興行収入:$250,000,000
IMDb Score:6.9

総興行収入第5位:ティム・バートン

ウォルト・ディズニー・スタジオ出身の映画監督。独自の世界観が強く、ファンタジー要素が強いけれど子供にトラウマを植え付けるのも得意。CMに踊らされて子供と観に行く前にレビューを読もう。好きな人は大好き。

出典:アフロ

【総興行収入】$1,398,000,000
【総制作本数】20本
【IMDb平均Score】7.1

ティム・バートン作品:制作費BEST1

(2010)

アリス・イン・ワンダーランド
世界興行収入第43位。制作費が高くなるのも納得のファンタジーの世界感。彼の作品にジョニー・デップが出ていないと不安になる不思議。
興行収入:$200,000,000
IMDb Score:6.4

総制作費 第6位~10位

総製作費の第6位~10位については、一挙にご紹介!
10位以降については、また別記事で…

監督名監督作品数総製作費IMDb平均Score製作費BEST1興行収入
ゴア・ヴァービンスキー11本$1,300,000,0007.3パイレーツオブカリビアン/デッドマンズチェスト$225,000,000
ロバート・ゼメキス19本$1,274,000,0008.0Disney’s クリスマス・キャロル$200,000,000
ザック・スナイダー9本$1,268,000,0006.8ジャスティス・リーグ$300,000,000
ピーター・ジャクソン15本$1,247,900,0008.3ホビット 決戦のゆくえ$250,000,000
デヴィッド・イェーツ7本$1,210,000,0007.5ハリー・ポッターと謎のプリンス$250,000,000

最後に…

皆さん如何だったでしょうか?映画監督別での映画の総製作費なので、制作本数が多い人がやはりランキングしましたね。
映画単体での制作費ランキングもそうですが、やはり

それだけの制作費を掛ける事が出来る=それだけの収益性が見込める=お金が集まる
という事なので、監督パワーや作品の知名度が与える影響度は大きいです。
制作費が少なくても”良い映画”は沢山ありますが、制作費を莫大に掛ける事でしか表現できない映像もやはり多いのが現実なので、皆さんも映画を観る時にそんな事を思って頂ければ嬉しいです!

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