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シネマレビュー:『バンク・ジョブ』2008年

Bunk Job SF
出典:U-NEXT
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2008年公開の映画『バンク・ジョブ』の作品紹介と簡単なあらすじ。感想とネタバレを含んだ考察を公開しています。

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作品紹介

「世界最速のインディアン」のロジャー・ドナルドソン監督作品。
主演は「トランスポーター」シリーズでおなじみのジェイソン・ステイサム。
1971年に実際にロンドンで発生した銀行強盗事件「ウォーキートーキー強盗」をモデルにしたクライム映画

あらすじ

1971年のロンドン。テリー・レザー()は中古車屋を経営してるが経営状況は良くなく、借金も返せず取り立てに迫られている様な状況でした。そんな時に旧友のマルティーヌ・ラブ(サフロン・バロウズ)から連絡があり、彼女に会う事に。
彼女は、警備会社で働く彼氏からの情報で銀行の警備システムが落ちているタイミングを聞いており、一緒に銀行の地下貸金庫を襲撃しないか?と話を持ち込んできました。
テリーはその話を怪しみながらも、うだつの上がらない現状を打破するためにもこの話を受ける事に。
しかし、この計画のはマルティーヌの彼氏ことMI5のティム・エヴェレット
(リチャード・リンターン)が絵を描いており、その本当の目的は麻薬密輸などを手広く行う悪党 マイケルXが、警察などの権力に対しての対抗手段として利用していた”王室”にまつわるスキャンダル写真を、秘密裏に貸金庫から奪取するというものでだった…。
果たして、テリーは見事”銀行強盗”を成功させるのか?
”王室”のスキャンダラス写真がどのような展開を引き起こすのか?

みんなの『バンク・ジョブ』レビュー分析

DATE:対象:Filmarks/Amazonレビュー新着順 各100(gokitsu調べ2020.10.01)

Filmarks/Amazonでの『バンク・ジョブ』新着順レビューTOP100を分析しました。
やはり、実話をベースにしている映画だけあって”実話”などのKWが目立ちますね。
とはいえ、ベースにしてはいますが”あくまでも”フィクションなのであしからず…。
また、サスペンス・アクションが楽しめる映画として『バンク・ジョブ』が評価されている事か分かります。実際、下の方にも書きましたが主役がジェイソン・ステイサムなのでその辺は間違いないです!
報道規制がひかれ都市伝説と化した、事実をベースに展開されるサスペンス・アクション映画『バンク・ジョブ』。是非一度観てみては?

感想

1971年に実際にあった銀行強盗事件がベースという事もあり、事件の内容や”穴掘り”の手口には既視感があるが、盗品に含まれる大小数々のスキャンダラスな内容と、それによって引き起こされる多方面からの追走劇。
イギリス王室から裏社会までを巻き込んだ展開は先が見える部分もあるも、気持ちのいいスピード感で進行するので楽しめる。
展開も二転三転。最初の銀行強盗までのハラハラ感から逃走劇のドキドキ感。最後の色んな勢力勢ぞろいのシーンまで非常に飽きさせない作りになっていると思う。
ただ、この作品のベースになっているこの事件をフィクションで多分に脚色をされている作品なので”ノンフィクション”として観ようと思っている人は要注意!
あとこの映画、よくイギリスで公開出来たなと。日本でフィクションであってもああいうスキャンダルはネタにできないでしょ。英国王室本当に寛大。

レビュー的なSomething(ネタバレ)

①ウォーキートーキー強盗/ロイズ銀行強盗事件について

出典:crimemagazine.com

この実際にあった事件の犯行内容は映画とほぼ同じ。
本当に穴を掘り進んで、銀行の貸金庫の床をぶち破って強盗を働いています。
この”ウォーキートーキー”という言葉もトランシーバーという意味で映画中にあった、トランシーバーでの通信を無線愛好家が受信して発覚したことに由来するそう。
被害総額約300万ポンド(現在の日本円換算:約540億円)とずば抜けた被害額でありながら、本当に犯行の数日後からは報道がされなくなったそうで、そこからもこの事件は”D通告”をイギリス政府が出して箝口令を引いてのでは?と言われています。犯人についても1973年に4名逮捕されていますが、その裁判記録や逮捕内容も何一つオープンになっておらず”D通告”の根拠になっているようです。
でこの”D通告”というのはそもそも、銀行強盗にような事件で発令される様なシロモノではなく、そんな事からも、何かのスキャンダルがあったのでは?と思われているんですね。。。
結局のところ”謎”が多く、日本でいう”3億円事件”の様に後世に創作作品を生み出してる形です。
この逮捕された4人が、映画の最後に残った4人なのか?
はたまた別人を犯人として仕立て上げたのか?そんなことを想いながら見てもいいのかも。

実際には貸金庫の壁に”シャーロック・ホームズを呼んでこい”と殴り書きされていた様で、そのへんは流石、ベーカーストリート。

②テリー・レザー(ジェイソン・ステイサム)

一応、映画内ではしがない中古車販売店の店長で小悪党という設定。
もハズですが、最後の方は普通に”ジェイソン・ステイサム”です。
もう本当に強い。ギャングに汚職警察、Mi-5も制圧します。凄いなおい。
あと、物語をずっと見てると”いつもまにか”良い人、ヒーロー的になってきますが、本質的には銀行強盗の主犯というバリバリ悪役ですからね。忘れてはいけません…。
色々、作中での不倫とか奥さんへの対応とか”気になる”事もありますが…。その辺はさらっと流しましょう。

③MI-5/MI-6

作中でも、「どっちがどっちか分からない」「みんな同じ大学を出て同じ服を着てる」みたいなセリフがありましたが、私自身もいつもよくわからなくなります…。
お判りの方もいらっしゃるですが一応、簡単にまとめておきます!
頭の”MI”は”Military Intelligence”日本語で、”軍事諜報部”です。
末尾の数値はその中のセクションを表していて”5”なら”5課”みたいな感じ。
で、”5”と”6”が何をしているかというと
MI-5:イギリス国内の治安維持に責任を有する諜報機関
MI-6:イギリス国外の政治、経済及びその他秘密情報の収集、工作をする諜報機関
という事のようです。
因みに、ジェームス・ボンドもオースティン・パワーズは共にMI-6。幅が広い。

総評

・ノンフィクション映画ではなく、実際の事件をベースに作られたクライム・アクション。
・日本的に言えば『ロスト・クライム』みたいな、3億円事件をベースにしたフィクションの様な感じ。
・”王室”にちなむスキャンダル。このスキャンダル内容で良くイギリスで公開したなと思う。
・ジェイソン・ステイサムはこの作品でも”色々運ぶ”
・ジェイソン・ステイサムはこの作品でも強い。中古車販売なんて隠れ蓑ですきっと。
・展開が早くて、展開も二転三転。だから”多分”こうなると分かっているけど面白い。
・どきどきアクション映画が好きな人の方が向いている気がする。

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