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MARVEL映画『スパイダーマン』がマルチバース化?マルチバースとは?繋がる世界は!?分かりやすく徹底解説!!

MARVEL映画『スパイダーマン』がマルチバース化?マルチバースとは?繋がる世界は!?分かりやすく徹底解説!! MCU
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『スパイダーマン』3シリーズの“違い”

ここまで、マルチバースの成り立ちや合流する作品の紹介をしてきましたが、ここからは最新作を”マルチバース”をもっと楽しめる様に、各作品での描かれ方の違いを紹介していきます!

主人公:ピーター・パーカーの違い

スパイダーマン_マルチバース_主人公:ピーター・パーカーの違い
出典:ソニー・ピクチャーズ

過去3シリーズの主人公であるピーター・パーカーも、シリーズによって性格が大きく異なります。

サム・ライミ版『スパイダーマン』では、ピーター・パーカーは簡単に言うと“オタク”。あまり性格を外に出すことは無く、科学好き。MJの事が好きだけど、そんなことは言えない。そして学校ではイジメられ…と文字にすると悲しくなるキャラクター像。スパイダーマンになって一番、性格的には成長したピーター・パーカーは多分彼。

『アメイジング・スパイダーマン』のピーター・パーカーは、内気ながらも探究心があり、いじめっ子と対決する正義感も持ち合わせる好青年。ヒロインのグウェンと付き合ってからは更に男らく。そして両親の死の真相に迫る探求心も強まり…と、歴代ピーター・パーカーの中で、最もヒーローをしていたピーター・パーカー

MCU版『スパイダーマン』のピーター・パーカーは、これまでのキャラクター像から打って変わりポジティブでお調子者。そして一番子供らしさた心の弱さを持っている。これまでのピーター・パーカーと同じく頭脳明晰だけど、そんな感じを感じ取れない不思議。

スパイダーマンとしての能力の違い

スパイダーマン_マルチバース_スパイダーマンとしての能力の違い

キャラクター像も違いがあるなら、能力だって違いがあります。
基本的な部分は同じですが、サム・ライミ版『スパイダーマン』のスパイダーマンだけはウェブを唯一、体内から発射が可能であり、ヒーローとしての能力で考えると最も高性能。
※自分で生成するので残量を気にする必要は無く飛ばしたい放題。ただ、自身の気持ちに大きく左右され、テンションが下ったり気分が落ち込むと威力が下がるという欠点も

ただ、MARVELコミックの原作でも基本はウェブ・シューターを利用してウェブを発射しているので、サム・ライミ版『スパイダーマン』のスパイダーマンが異端だったりするのですが、初めてのスパイダーマンがサム・ライミ版『スパイダーマン』だった人は、逆にそれ以降のスパイダーマンに多分違和感があったハズ。


そして、最も違いがあるのがスパイダースーツ。サム・ライミ版『スパイダーマン』のスパイダースーツに関しては、自作で原材料はただの布と正体を隠す以外では何の能力も持ち合わせていませんでしたが、MCU版『スパイダーマン』ではトニー・スターク協力の元、作成され機能が大幅に改善。もはや、スパイダーマンの形をしたアイアンマンの別バージョンと言っても過言では無いほどに高性能で、ヒーローとしての能力を大幅に底上げしています。

という事で、能力だけを単純に比較すると、ヒーローとしての能力ではサム・ライミ版『スパイダーマン』。総合力ではMCU版『スパイダーマン』という感じ。『アメイジング・スパイダーマン』は完全に能力の過渡期…

ヒロインの違い

スパイダーマン_マルチバース_ヒロインの違い
出典:ソニー・ピクチャーズ

これまでの『スパイダーマン』シリーズのヒロインは、全てバラバラ。

サム・ライミ版『スパイダーマン』は、メリー・ジェーン・ワトソンことMJ。『アメイジング・スパイダーマン』でヒロインを務めたのはグウェン・ステイシー。そしてMCU版『スパイダーマン』ではミシェル・ジョーンズ。本当にバラバラ。

ただ、MCU版『スパイダーマン』のミシェル・ジョーンズの略称はMJなので、多分MCU版の世界線では彼女がメリー・ジェーン・ワトソンと同じ存在と言っても良いかと。

ではなぜ、『スパイダーマン』シリーズのヒロインがMJ/グウェンと異なっているかと言うと、そもそも本家MARVELコミックでは、グウェン・ステイシーはメリー・ジェーン・ワトソン(MJ)と交際する前の恋人だから。『アメイジング・スパイダーマン』でも「3」まで続編が出てればMJが登場していたかも。

そんな2人のヒロインはMJ派、グウェン派とできるほど双方人気が高く、同じヒロイン役ですが対照的なほどキャラクター像が違うのも魅力。ちなみにMCU版『スパイダーマン』のMJについては完全にキャラクター像がオリジナルなので、三者三様の魅力があるキャラクターになっています。

意外に少ない3作共通のキャラクター。メイ・パーカーとフラッシュ

スパイダーマン_マルチバース_意外に少ない3作共通のキャラクター。メイ・パーカーとフラッシュ

最後は、全ての『スパイダーマン』シリーズに登場しているキャラクターを紹介します。
意外と少なく…すべてに登場しているのは、上記のメリー・パーカーとフラッシュ・トンプソンの2人だけ。

メリー・パーカーは、ピーター・パーカーの叔母さん。と言っても、父親の兄の奥さんなので血縁上は赤の他人。シリーズを追うごとに若返り、MCU版『スパイダーマン』ではまさかの50歳代。更にはメリー叔母さんに恋心を寄せるキャラクターまで登場する始末。
とはいっても、どのシリーズでもピーター・パーカーの良き理解者であり最大の支援者。

フラッシュ・トンプソンは、簡単に言うといじめっ子。ですが、このキャラクターも時代の流れかキャラクター像が変遷しています。サム・ライミ版『スパイダーマン』ではガチのいじめっ子。『アメイジング・スパイダーマン』ではいじめっ子気質はあるものの、ピーターを気遣う心優しさを見せ、MCU版『スパイダーマン』では小ズルい感じに。

ドラえもんで言うと、サム・ライミ版『スパイダーマン』はジャイアン。『アメイジング・スパイダーマン』は映画版のジャイアン。MCU版はスネ夫。

本家MARVELコミックでは、エージェント・ヴェノムとなってヒーローとして活躍する彼だが、原作の人間像に一番近いのは『アメイジング・スパイダーマン』のフラッシュ・トンプソンかもしれない。

今後のマルチバースによる展開は??

ヴェノム_スパイダーマンとの関係‗対カーネイジで共闘
出典:MARVEL COMICS

という事で、新作『』で発覚した「マーベル・シネマティック・ユニバース」(略称MCU)と「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(略称SSU)のマルチバース。

SSUでは今後もスパイダーマン最大の敵カーネイジの映画化や、大成功を収めたヴェノムと言ったヴィランが数多く活躍しており、MCU版『スパイダーマン』とヴェノムの共闘やドクター・オクトパス率いるシニスター・シックスとの戦闘など非常に広がりがありそうです。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の公式予告編が公開され、24時間で3億5500万回視聴と『アベンジャーズ/エンドゲーム』が持つ2億8900万回の視聴回数を破り新記録を更新する程、世界中でマルチバースが話題となっており、この路線は今後も変わらないと思われます。また、今後のMCUにおいてもスパイダーマンが、インフィニティ・サーガ(フェーズ1 – 3)のアイアンマンの立ち位置になる事は間違いないと思うので、これから加速度的に更に2つの世界線が複雑に混ざっていくかと予想しています。

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