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ヴェノムの全能力を徹底解説!スパイダーマンとの関係や映画版『ヴェノム』とコミックス版の違いも、一気に解決!

ヴェノムの全能力を徹底解説!スパイダーマンとの関係や映画版『ヴェノム』とコミックス版の違いも、一気に解決! SF
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MARVELコミックが誇るヴィランでありダークヒーロー。それが“ヴェノム”!
今回はそんな大人気キャラクターのヴェノムの全能力を、コミックス版/映画版で徹底解説。映画や原作中での活躍や、気になるスパイダーマンとの関係についても解説していきます。
これを読めば、貴方も一気にヴェノム通??

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ヴェノムって“そもそも”何なの??

ヴェノム直訳すると毒・毒素・恨みを意味する、MARVELコミックスで1988年に初登場した比較的新しいキャラクター。日本では長い間”ベノム”と表記されていました…。カプコンが過去発売していた格闘ゲーム『MARVEL VS. CAPCOM』でも1.2はベノム表記で、多分戦犯はこのゲーム。

キャラクターデザインを手掛けたのは、スポーンの作者としても有名なトッド・マクファーレン。言われれば似たビジュアルです。

ヴェノム_スポーンと似てる!?
出典:MARVEL+Image Comics

作中でのヴェノムとは、ヴィランでありダークヒーローの名前でもありますが…本体はシンビオートと呼ばれる地球外生命体です。
その地球外生命体シンビオートの名前が“ヴェノム”であり、人間であるエディ・ブロックに寄生/共生し変身した姿が皆さんがご存じの”ヴェノム”と呼ばれるキャラクターです。


もちろん地球外生命体シンビオート自体にも自我があるので、実はダークヒーロー”ヴェノム“は1人に見えて、2人が合体した共同生命体なので、彼らの一人称は”We(俺たち)”。

ヴェノム_2人でヴェノムWe are Venom
出典:MARVEL+Sony Pictures

ダークヒーロー:ヴェノムの誕生まで

ヴェノムの誕生、ダークヒーローとしてのオリジンは原作(MARVELコミックス版)と映画版では大きく異なります。今回は両方のオリジンを紹介しますので是非見比べてください!

MARVELコミックス:ヴェノムの誕生

原作のMARVELコミックスでは、ピーター・パーカーが、ブラックスパイダーマンとして着込んでいた自己再生するスーツとして登場。自己再生し私服にも変身できるスーツにピーター・パーカーも愛用していたのだが…彼が寝ている時に勝手にブラックスパイダーマンとして活動していたりと、困った存在になりブラックスーツを封印。

そんな中、”デイリー・ビューグル”の記者であるエドワード・”エディー”・ブロックは自らの誤報とピーター・パーカー(スパイダーマン)の活躍により職を失い、スパイダーマンを恨んでいました。
スパイダーマンを恨んでいたエディとブラックスーツであるシンビオートは偶然にも出会い、お互いの”恨み”を力に変え共同生命体“ヴェノム”が誕生しました。

映画版:ヴェノムの誕生

宇宙/地球外生命体を研究するライフ財団により、彗星にいた4体のシンビオートが捕獲され地球に連れてこられるのですが、研究の結果“彼ら”は人間に寄生する事が分かります。
彼らとの共生を目指すライフ財団の代表カールトン・ドレイクは非人道的な人体実験を繰り返し、完璧な寄生/共生を目論んでいました。


そんなライフ財団への取材により、職も恋人も失ったフリージャーナリストのエディー・ブロックはライフ財団の研究員であるドーラ・スカースの内部告発により研究所に侵入。
研究所で顔見知りのホームレスが人体実験を受けている事を知ったエディーは彼女を救おうとするのですが、彼女に寄生していたシンビオートの次の宿主となってしまうのでした。

誕生までの流れが違う事により発生した、原作と映画版の違い。

という訳で、原作と映画版でのヴェノムになるまでの経緯を簡単ですが説明してみました。
この様に、ヴェノムに成るまでの生い立ちが大きく異なるので、原作と映画版ではヴェノムの姿においても違いが発生しています。

それは…

ヴェノム_外見‗映画とコミックスの違い
出典:MARVEL+Sony Pictures

胸の”白いクモ”の模様!映画版では、この特徴的な模様が綺麗さっぱり無くなっています。
映画版では今のところスパイダーマンも出てこないですし、致し方無い…。

ヴェノムの能力とは?

そんなオリジンを持つヴェノムですが、その能力とは一体どんなモノなのか??
一気に全能力を解説していきます。

ヴェノムの能力
出典:CAPCOM

能力①:宿主のパワー増幅

シンビオートは寄生先の人物の本来のパワーや能力を増幅させることが出来、ヴェノムも同じように宿主であるエドワード・”エディー”・ブロックの能力を大幅に強化する事が可能。
強化される能力量については、宿主が持つ憎悪の感情に比例し憎しみが強いほど、強化され見た目にも肉体が大きく変化します。


原作のMARVELコミックス版では、最大で50トンを越える重量を持ち上げた事もあり、感情の多寡にもよりますが非常に強いバフが掛かります。

能力②:全身の形態変化

シンビオートは宿主の体を覆うように変身します。
この特性を活かし、宿主の願望を叶えるように体の形状を好きな形に変化させる事が可能です。
この能力を活用し、体の一部を斧や剣の様に武器化したり、スパイダーマンのウェブの様に糸を作り出し戦闘を有利に進めます。

能力③:超然とした治癒能力

シンビオートに寄生されると宿主とシンビオートは共同生命体となり、分離しない限り“どちらかが”死ぬと残されたもう1人も死んでしまいます。
この共倒れを防ぐためにも、ヴェノムは宿主のエドワード・”エディー”・ブロックが傷ついた場合にはすぐさまに回復させます。
回復させる内容は、小さな傷から体の欠損。内科的な病気なども治癒させるなど非常に強力。
デッドプールの持つ“不死”ヒーリングファクターから”不死”を取った様な能力。

能力④:コピー能力

今までの①~③の能力をフルに活用できる様にするのが、このコピー能力。
シンビオートは寄生した相手の能力(意識や記憶ふくむ)を取得する事が出来るので、宿主が変わった場合には前任の宿主の能力を利用することが可能です!※厳密にはコピーというよりは継承的な能力。

原作ではヴェノムは元々、スパイダーマンのコスチュームをしていたのでスパイダーマンの持つ能力をコピーし全身の形態変化によってそれを再現しています。
またその結果、スパイダーマンの危機察知能力であるスパイダーセンスを潜り抜ける事も出来ます。

原作と映画版でのヴェノムの能力の違い

ヴェノム_能力‗映画とコミックスの違い

ヴェノムの基本的な能力はそのまま。
ただし、スパイダーマンが登場しないのでスパイダーマンの能力をママ使う事はありません。
映画の中でも宿主の記憶や感情を読み取っており、今後スパイダーマンと対峙した時に彼の能力をコピーする可能性はありますが…。

ちなみにヴェノムの弱点について

弱点については、原作も映画版も同じく高熱とある一定の高周波の音が弱点。
高周波を許容できる量を超えて浴びると、宿主と分離してしまいます。

宿主:エドワード・”エディー”・ブロックについて

ヴェノム_宿主エドワード・エディー・ブロックについて
出典:MARVEL+Sony Pictures

原作ではサンフランシスコ郊外の裕福な家庭に産まれたが、出産時に母親が死亡し、その結果父からは冷たい仕打ちを受けて育つ。そんな父に認められる為に勉強もスポーツも人一倍努力し良い成績を残す苦労人であり努力家。ストレス解消方法は筋トレであり、ボディビルとして鍛えられた肉体はゴリゴリでありバッキバキ。

その後、成人してニューヨークへ移り住み、アン・ウェインと結婚。デイリー・グローブ社の新聞記者となりある事件の犯人をスクープするも、スパイダーマンによって真犯人が捕まえられ、記事が誤報だと明らかになり全てを失い、シンビオートと出会った事で“憎しみ”を糧にヴェノムに変身する。

変わって映画版では、デイリー・グローブ社ですったもんだがありサンフランシスコに移住したフリージャーナリストとして登場。アン・ウェインとは結婚をしておらず婚約者という立場。
ライフ財団の悪事を暴くため研究所に侵入し、知り合いを助ける過程で出会ったシンビオートに寄生されヴェノムに変身する。

という感じで、結構こちらもMARVELコミックスの原作と映画版では結構設定が変わっています。
映画版のエドワード・”エディー”・ブロックは、原作とは違いどちらかというと善人。

映画版『ヴェノム』のエンドクレジットで、エディーは殺人犯であるクレタス・キャサディの取材に行きますが、こちらも原作ではクレタス・キャサディは同じ刑務所に収監された同房の犯罪者でした。
この違いからも、映画版ではヴィランという側面よりダークヒーローとしてのキャラクターである事が伺えます。

スパイダーマンとの関係について

ヴェノム_スパイダーマンとの関係‗ライバル関係
出典:MARVEL Comics

ここまで読んで頂ければ、お分かりだと思いますがヴェノムはスパイダーマンへの憎しみから生まれたヴィランであり、2人はライバル関係にあり幾度となく敵対。

しかもヴェノムはスパイダーマンの能力をコピーしてますし、スパイダーセンスにも引っ掛かりません。更にはシンビオートがエディーの前にスパイダーマンに寄生していたのでスパイダーマンの正体がピーター・パーカーである事も知っています。

ただ、自分が原因で誕生してしまったカーネイジ(ヴェノムの一部が分裂して殺人犯 クレタス・キャサディに寄生して誕生したのがカーネイジ)に対してスパイダーマンが苦戦をしているのを知ると、共闘していたりと単純な敵対関係ではありません。

ヴェノム_スパイダーマンとの関係‗対カーネイジで共闘
出典:MARVEL Comics

映画版『ヴェノム』の続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』では、ガーネイジがメインヴィランとして登場する事が決まっていますが、いつかは大きなスクリーンで2人の共闘を観てみたいもんです…。

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