SFコメディー映画レビュー

『ピクセル』2015年:<あらすじ>と考察・ネタバレ

ピクセル 映画 SF
画像出典:dTVト
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2015年公開の映画『ピクセル』の作品紹介と簡単なあらすじ。感想とネタバレを含んだ考察を公開しています。

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作品紹介

『ハリーポッター』『ナイトミュージアム』のクリス・コロンバス監督作品。
パトリック・ジャン監督の短編映画『ピクセル(英語版)』(2011年アヌシー国際アニメーション映画祭短編部門受賞)が原作。
2016年、ラジー賞に6部門ノミネート。

あらすじ

1982年、NASAが宇宙に向けて、当時流行していたゲーム映像を「友好」のメッセージを発信した。
そこから、月日は流れ2015年。メッセージを受け取った異星人はそのメッセージを”宣戦布告”と受け取り、地球に侵略を仕掛けてくるのだった!
グアムの空軍基地を襲う「ギャラガ」インドのタージ・マハルを崩す「アルカノイド」。為す術なく攻撃される地球。そして宇宙人から送られてきた謎のメッセージ。
ゲームに負ければ、地球は異星人に侵略される。
レトロゲームで異星人に対抗できるのは、中年の元オタク達だった!?

1982年当時のビデオゲームのチャンピオンやオタク。”アーケーダーズ”が世界を守るために立ち上がる。
「センチピード」に「パックマン」。「スペースインベーダー」や「ドンキーコング」が当時のドット、ピクセルで現実化して襲い掛かる。
果たして”アーケーダーズは宇宙人からのゲームを攻略できるのか?

感想

ラジー賞最低作品賞にノミネートされてるだけあって、細かいストーリー設定なんてものは無く、勢いで全て進行していく。
そういう映画だと思って見ていたからか、思ってたより悪くないというのが第一の感想。

同じコメディー+SFの『マーズ・アタック!』よろしく、テレビで意思を伝えてくるのは伝統なのかしら。あちらと違って楽しい世界観で、子供と観ても、程よいアクションもあり面白いんじゃないかと。

出てくるレトロゲームについては世代だとグッとくるものがあるかもしれない。
私は、名前は知ってるがほとんどやった事が無い。「センチピード」について初見というレベルなので感慨深いものは無かったですが、懐かしい気持ちにはなりました。


馬鹿馬鹿しい”楽な”映画が見たいときには、見てみてもよいのでは?

あと、やっぱろピーター・ディンクレイジはこういう配役なんだなと。
GOTの影響もあって似合うわ。

レビュー的なSomething(ネタバレ)

①『ピクセル』と言えば”パックマン”

『ピクセル』と言えば、ポスターやらなんやらの宣伝で前面に出ていた「パックマン」のイメージが強いのでは?
もしやった事ないよ!という方がいれば、「Pacman Doodle」を一度やってみたらいいかもしれない。名作は時間がたっても面白い。

作中に出てくる「パックマン」は宇宙人側なので”敵役”。本来はプレイヤーが操作するキャラクターなので、”味方”なのだが、その辺は見た目のインパクトが大事。
作中でもその事には触れられており、パックマンが生みの親としてプロフェッサー・イワタニ(デニス・アキヤマ)が登場し、パックマンを”本当は優しい子。敵ではない”と説得するのですが…ガブっと生みの親を腕を食べてします。でしょうね。

このプロフェッサー・イワタニというキャラクター、実際の「パックマン」を開発した岩谷徹がモデルとなっていおり“岩谷徹に似ている人を探すオーディション” で合格したそうです。
岩谷さん本人も最初のでゲームセンターのシーンで修理工としてちらっと登場してるので、そんなオーディションせずに出てもらった方が早かったんじゃないか。とは言っては行けない。そんな岩田さんは現在、東京工芸大学の名誉教授。

②細かい演出

・「パックマン」の対決時、位置情報を確認する画面がゲーム画面。
・エイリアンの母船が「ギャラガ」のボス
・ビルは「テトリス」で消える
・「ドンキーコング」の対戦時、ドットのマリオが登場。
などなど、細かいゲームの演出が散らばっています。他にも色々有るようですが、世代的にはこれが限界でした。
一度、ご自身の目で”隠れ○○”を探してみては?

③彼女は”スノッブ”!?

今作のヒロインであるヴァイオレット・ヴァン・パッテン(ミシェル・モナハン)に対して主人公のサム・ブレナー(アダム・サンドラー)が”君はスノッブだ”みたいな事を結構な頻度で言うんですが、字幕も”スノッブ”のまま表記されており、??となったのは私だけでしょうか?
文脈から読み取れよ。という感じかもしれませんが気になったので2回目ぐらいで調べました。
”スノッブ”の意味としては、「気取り屋」とか「見下す嫌味な人物」みたいな感じなようです。
ちなみに英語表記では”snob”でスラングみたいです。

④ゲームに”変に”厳しい宇宙人

この宇宙人vs地球人は3本先取のゲームなんですが、基本当時のルールでクリア出来れば”地球人の勝ち”になるんですね。
そんなか、作中で宇宙人は「地球人のルール違反」を指摘し総攻撃を開始するのですが…。
このルール違反が、コードを入力してのチート行為な訳なんですが…。現実世界でどうやってコード入力したのよ!っていうのはさておき。
作中でずっと語られている様にレトロゲームの攻略法は一部を除き、敵の行動の法則を見破る事。な訳ですよ。言い方を変えるとシステム上の穴。プログラム上の意図的なものを含んだ欠陥を見破ってる訳ですね。
そうなると、コード利用ぐらい許してよ。っていう気はします。
明確なルール設定してなかったし。
まぁ最終的にはドンキーコングにハンマー投げつけて倒すとか、大事な最終戦でもルール無用な地球人に寛大な措置を取ってくれてたりするので、もしかしたら宇宙人のルール解釈は変に偏ってるのかもしれない。
というか、今作は基本的には「ご都合主義」がまかり通るので、そんな事を言う事さえ野暮なんだろうな。。。

⑤戦利品

特にボーナスがあるわけではありませんが、ゲームに勝利すると戦利品がもらえます。
ちなみに、作中では
・センチピード:大乱闘スマッシュブラザーズにも参戦した「ダックハント」
・パックマン :海外では人気の高い「Qバード」
が貰えました。”Qバード”は何かとストーリー上で出番があるのですが、”ダックハント”はイギリスのおばあちゃんの家に転送されてから、ストーリーには絡みません…。
なんだそれ?

⑥エンディングがホラー

あまり登場人物にも触れず、駄文を書きましたが…
エンディングを語る上で、”アーケーダーズ”のメンバーを1人紹介します。
彼の名前はラドロー・レイモンソフ(ジョシュ・ギャッド)。いい年して陰謀論が大好き。中二病を拗らせたまま大人になってしまったそんな彼は、子供の頃から『ドージョークエスト』(映画オリジナル作品)のレディ・リサ(アシュレイ・ベンソン)というゲームキャラクターに恋をしている訳です。
自費出版で、彼女?との結婚するパラパラ漫画を出版するほどで結構ヤバいやつなんです。
最終戦で”レディ・リサ”が敵として登場すると、死ぬことを覚悟しながら彼女に告白。
見事、お付き合いすることが出来ました。
ただ、彼女はどこまで行っても”敵”な訳で、最終戦が終わると宇宙船に転送して戻っていってしまうんですね…。ところが、そのあと戦利品の「Qバード」が彼女に変わってゆきハッピーエンド。という結末なんですが、後日談で彼女との間に子供が出来てるんです。
その子供が…。Qバード。すっごいホラー。最後それかよと。後味悪いわ。

総評

・子供から楽しめるコメディーSF映画
・ストーリー?何それおいしいの?
・どんな気分の時でも大丈夫。楽しい気持ちになれます。
・レトロゲームを知ってると更に楽しいはず。
・ラストシーンだけ個人的には受け付けない。


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