『ダイバージェント』シリーズ：4作目はあるのか？
上で挙げた画像の様に、凄く不穏なシーンで『ダイバージェントFINAL』は終了するのですが、2016年以降、全く音沙汰の無い『ダイバージェント』シリーズの最終話はいつ公開されるのでしょうか？というより、そもそも制作されるのでしょうか？
結論から書きますが…ほぼ100％で続編『The Divergent Series: Allegiant – Part 2』は制作されません。制作されないので、公開もありません…。
というのも、この『ダイバージェント』シリーズは制作/公開のピッチが非常に早く、それに合わせて収益ラインの見切りが非常に早い段階で付けられる作品。そんな中『ダイバージェントFINAL』の興行収入/収益率は世界でこそ133.17％と100％を何とか上回っているものの、北米では56.62％と大ゴケ。配給元のライオンズゲートの株価を3%も下落させる事態に…。
『ダイバージェントFINAL』の大ゴケに伴い、続編の映画化が難しくなり配給元のライオンズゲートが第4作をテレビ映画として製作することを検討していましたが、これをトリス演じる主演のシェイリーン・ウッドリーが「テレビ映画には出演しない」と明言した事によりこちらも頓挫。
という訳で、このキャストで『ダイバージェント』シリーズの続編が撮られる事は、ほぼ100％無く完結する事もない作品になってしまいました…。
ただ、全世界でこの＜未完＞の映画を観て続編を求める声がある事も確かなので、キャストを変更したりTVドラマ化したりとリブート作品として物語の完結を観る事は可能性としては無くは無いと思っています。というか、そうであって欲しいと思っています…。
『ダイバージェント』シリーズ：小説でのエンディング
ここからの内容は、完全に”ちなみに”の話だと思って読んで頂ければ…。
というのも、先に書いた通り小説版と映画版は内容が大きく違うので、そういう未来もあったと思って読んでください。
小説版では『ダイバージェントFINAL』の途中から話が完全に違った内容になります。
映画版の終盤、ピーター・ヘイズによってシカゴに持ち込まれた記憶を消す毒ガスはイブリン・ジョンソン＝イートンの手によって、シカゴの各地にバラまかれます。それを防ぐためトリスは仲直りした兄ケイレブとシカゴに戻りこれを阻止するのですが…
小説版ではそもそも、トリスはシカゴに戻りません。というのも毒ガスのコントロールをしているのが遺伝子繁栄推進局だから。そこで毒ガスの流出を防ぐため、全く仲直りをせずお互いに殺意を抱き合うケイレブと制御エリアに向かうのですが…。結局トリスのみが辿り着き、ガスを止める事には成功しますが彼女も亡くなってしまいます。そしてトリス亡きあと、失意の中でフォーはシカゴをまとめ指導者として治安維持に努めるのでした…。
という訳で、全然違うストーリーでしたが、私は小説版の終わり方に『ダイバージェント』の公開されなかった続編が強引に寄せる（トリスが遺伝子繁栄推進局の攻撃で死亡。フォーが悲しみを乗り越えシカゴが独立して立ち上がる。みたいな）と思っていますし、そう思って完結しない『ダイバージェント』シリーズのエンディングを予想し留飲を下げています。
＜未完＞で終わったシリーズだけに、観た人それぞれに”エンディング”がある映画なので、皆さんが思うエンディングを考えてみても良いのでは？
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